目的地が駅から遠かったり、終電を逃してしまったりした時にあると便利なのがタクシーだが、利用したい時にタクシーが捕まらず、困ることもあるだろう。日本でのタクシー移動をもっと効率的にしてくれるのが、スマホのタクシー配車アプリ。あらかじめアプリをダウンロードしてクレジットカードの設定をしておけば、アプリ上で乗車位置と行き先を指定するだけでタクシーを呼ぶことができる。今回の記事では、外国人でも使いやすい日本のタクシーアプリ5つをピックアップし、特徴や対象エリアを紹介する。
1. DiDi
中国発の配車サービスで、日本ではソフトバンクとの合弁会社が運営している。AIによる優れた配車システムが特徴で、「1番近い距離にいるタクシー」ではなく「もっとも早く乗り場に到着できるタクシー」を割り当ててくれるので、平均5分でタクシーに乗車することができる。また、アプリを使ったリアルタイム翻訳機能もあり、日本語ができなくてもドライバーとの意思疎通が取りやすい。
沖縄など地方都市でも使えるほど対応エリアが広いので、観光にも使いやすい。決済はクレジットカードやデビットカード、車内決済のほか、同じソフトバンク系のQRコード決済サービスのPayPayにも対応している。
対応言語：日本語、 スペイン語、 ロシア語、 英語（中国語は中国語版アプリのダウンロードが必要）
対象地域：北海道、宮城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、静岡県、大阪府、兵庫県、京都府、広島県、福岡県、沖縄（それぞれ一部地域を除く）
公式ホームページ：
https://didimobility.co.jp/ （日本語）
https://www.didiglobal.com/ （英語・簡体字）
2. Uber Taxi
世界の10,000以上の都市で使えるので、日本でも日本国外でも使えるのが魅力。対応言語も多く、在日外国人向けのタクシーアプリといえる。
海外では一般車でもドライバーとして登録できるが、日本では法律上一般車の登録はできない。ドライバーの顔写真や車両の詳細を確認できるので、安心して乗車できる。オンライン決済または車内決済が可能。
対応言語：英語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語など30以上の言語
対象地域：中頓別(なかとんべつ)、仙台、福島、東京都心部、羽田空港、成田空港、横浜、名古屋、京丹後、京都、大阪、淡路島、神戸、広島、福岡（それぞれ一部地域を除く）
公式ホームページ：
https://www.uber.com/jp/ja/ (日本語)
https://www.uber.com/jp/en/ (英語)
https://www.uber.com/jp/zh/ (簡体字)
3. ＭＫタクシースマホ配車
京都など、外国人に人気の日本の観光地でおすすめしたいのがこちらのアプリ。 ＭＫタクシーではドライバーの語学研修に力を入れており、英語や中国語でガイドしてくれるドライバーもいる。また、乗車料金5,000円を超えた分から50%割引という長距離割引も、MKタクシーの特徴だ。クレジットカードをアプリに登録しておけば、アプリ内で決済も可能。
対応言語：日本語
対象地域：札幌、名古屋、京都、滋賀、大阪、兵庫、福岡（それぞれ一部地域を除く）
APP(日本語)：https://apps.apple.com/jp/app/mksumaho-pei-che/id685813334
Google Play(日本語)：https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.mk_group.smart.Main
4. S.RIDE
都内最大級の配車数を誇るので、特に東京でタクシーに乗る人におすすめのアプリ。タクシーを呼ぶときには、スマホ画面をワンスライドすれば1番近いタクシーが迎えに来てくれる。
乗務員とアプリで簡単なメッセージのやり取りもできるので、急なトラブルがあっても安心だ。決済方法は、クレジットカードやApple Pay(JCB及びAMEXのみ)を事前に登録しておけばネット決済が可能。他にも、各種コード決済サービスや、独自の二次元バーコード決済「S.RIDE WALLET」にも対応している。
対応言語：日本語、英語
対象地域：東京都、神奈川県、埼玉県、愛知県（それぞれ一部地域を除く）
公式ホームページ：
https://www.sride.jp/jp/ （日本語）
https://www.sride.jp/en/ （英語）
5.GO
2020年9月にタクシー配車アプリのMOV(モブ)とJapanTaxiが統合して生まれたアプリ「GO」。対応のタクシー会社のうち一番近いタクシーが来てくれるので、配車スピードの速い。また、地図を大きく拡大でき、希望位置を細かく指定できるのも魅力。アプリ決済にも対応している。現在の対応言語は日本語のみ。
対応言語：日本語
対象地域：北海道、宮城県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、福岡県（それぞれ一部地域を除く）
公式ホームページ：https://go.mo-t.com/
まとめ
タクシーアプリがあれば、路上でタクシーを捕まえなくても、タクシーの到着まで会社やお店にいられる。いくつかアプリを登録しておけば、1つのアプリで呼べなかったとしても、他のアプリで呼べるタクシーが見つかることもある。空港から自宅までの移動にタクシーを利用している人は、ぜひ配車アプリも使ってみてほしい。
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